愛知県の半田市市民活動助成金の交付を受けて始動した『マンゴーベレン・プロジェクト』。
こちらの就労支援プログラムに講師として招かれて行ってきました。
マンゴーベレン・プロジェクトは、当事者でありながら、外国籍市民の生活支援を行っている日系ブラジル人女性、川野オチラ氏が立ち上げた外国籍市民のための就労支援プログラム。
今回の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、派遣社員として工場のラインなどで働いていた多くの外国籍市民が仕事を失いました。
彼らはコロナ禍での再就職を目指していますが、就職活動のノウハウを持っていないことから、次の就職先が見つからないといった課題を抱えています。
このプロジェクトでは、そのプログラムを企画し、仕事の際に用いる日本語の習得やビジネスマナー、面接の受け方などの講座を実施し、彼女達が「自らの力で仕事に就くための支援」を行っています。
その中で私が担当させて頂いたのはビジネスマナーと面接対策での模擬面接。
           
内容には理解しづらい日本語もあるため、通訳としてオチラさんに入って頂き、彼女達にもわかりやすく伝えることができました。
日本と全く違う文化や習慣の中で過ごしてきた彼女達に、どうすればもっと日本のしきたりや良さ、そしてエチケットやルールを理解してもらえるかを常に考えながら進めてまいりました。
今回のプロジェクトにて、私自身が父親の仕事の関係上、ブラジルのサンパウロに幼少の頃駐在していたこともあるため、その時の恩返しが少し出来た気がします。
また本当の意味でのダイバーシティな世の中にしていくために必要な支援を、このような形で関わらせて頂き、本当に感謝でいっぱいです。
お世話になった半田市様、オチラさん、日本語担当の先生方、そして今回このようなご縁として繋いでくれた寳田玲子さん、本当にありがとうございました。
この貴重な経験をもとに活動を広げてまいりたいと考えています。
今後ともよろしくお願いします。